990点攻略

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「新TOEICテスト 990点攻略」(濱崎潤之輔さん)のレビュー

 


 

こんにちは。

 

今回もTOEIC教材レビューです。

超・上級者向け「新TOEICテスト 990点攻略」を紹介します。

 

 

 

著者は今もっともホットなTOEIC講師・濱崎潤之輔さん。

 

シンプルなタイトルからは内容が予想しにくいのですが、900点ではなく990点攻略ですから、どんな内容か気になりますね。

ではいつもの流れでレビューしていきます。

 

教材著者・濱崎潤之輔さんとは?

 

■濱崎 潤之輔(はまさき じゅんのすけ;HUMMER)さん 略歴

大学・企業研修講師、書籍編集者。

早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。
明海大学、獨協大学、ファーストリテイリング、楽天銀行、SCSK、エーザイなど大企業でTOEICテスト対策研修講師を務める。
TOEICテスト990点を50回以上獲得。TOEICテスト参考書の著書多数。

TOEICテスト対策合宿・セミナーなども開催。

ブログ「独学でTOEIC990点を目指す!」を運営。

 

教材の概要

【CD2枚付】TOEIC L&Rテスト990点攻略 改訂版: 新形式問題対応 (Obunsha ELT Series)

新品価格
¥2,484から
(2018/6/2 20:08時点)

※上のリンクは本書リニューアル版です。この記事はリニューアル前の旧商品に基づいて書いています。

 

■基本スペック

・TOEICテスト 990点取得を狙う上級者向け教材。(少なくとも900点取得者を学習対象者として想定。)

・Part 1~7全パートへの対策・トレーニングを掲載。

・教材本編は講義とトレーニング、別冊はTOEIC形式の模試形式。

・2013年初版発行。

 

■教材本体(テキスト)

A5サイズ、224ページ。

分厚く重いため、通勤通学中に読むのには向いていない。基本的には自宅での学習向きの教材。

 

■教材別冊 「Final Test」

TOEIC本試験より難しめの問題を収録。問題数は本試験と同じ200問。

 

■CD(2枚付属)

CD1・・・62分。教材本編のリスニング問題音声を収録。

CD2・・・48分。別冊「Final Test」のリスニング問題音声を収録。

 

本書で、具体的に何が学べるのか?以降、詳細を見ていきます。

 

学習内容の詳細

本書はPartごとに章が設けられていますが、各章は以下の要素で構成されています。

 

  • 990点獲得のポイント・・・上級者でも落しがちな難問の特徴を解説。
  • これがHUMMER式アプローチ!・・・難問攻略の方針と具体的対策を提示。
  • "超"上級の技術・・・990点を目指すならば習得すべき技術。
  • 990点獲得への道・・・次に示されるTrainingの目的、手順を解説。
  • Training・・・990点レベル到達のための本書独自トレーニング課題。
  • Practice Test・・・学習効果確認のための練習問題(TOEIC形式)。

 

本書は具体的かつ詳細なノウハウが解説されているのが特徴です。

あまり中身を見せられませんが、下の写真からイメージは伝わると思います。

 

 

 

全編を通じて、初~中級者向けの教材には書かれていない、濱崎氏の独自色が非常に濃い内容となっています。以下に、差し支えなさそうな範囲で内容を紹介していきます。

 

Part 1 写真描写問題

■990点獲得のポイント/これがHUMMER式アプローチ!

Part 1は写真の内容を正しく説明している文を選ぶ問題ですが、上級者でも解答しにくい「難問」が毎回1、2問出題されます。ここではそのような「難問」の代表的なパターン2つについて解説されています。

 

(1)ある特有な表現を含む選択肢が正解になる問題

(2)聞き分けが非常に難しい問題(動作の「態」「時制」に関する表現の厳密さが求められる問題)

 

■"超"上級の技術

上の「聞き分けが非常に難しい」タイプの問題において、表現を正確に解釈し正誤を判別する考え方について解説しています。

 

■990点獲得への道

Part 1で難問とされる問題では、他のパートであまり出現しない表現を含んでいることが多いです。

ここではPart 1の難問に対応できるよう、正解になり得る定番表現と、やや難解な表現をデータベースとして構築するための推奨トレーニング方法について書かれています。

 

■Training

Part 1難問に対応するためのトレーニング題材として、50問が収録されています。

(Part 1形式の問題ではない独自トレーニングです。)

 

■Practice Test

Part 1形式問題の難問が10問収録されています。

いずれも、以下のような特徴を持っており、まさに難問です。

 

・不正解の選択肢はまぎらわしいものばかり(想像や連想から正解と思いがち)

・正解の選択肢も、抽象化されていたり、遠回しな表現が使われていたりして、すんなりとは理解しにくい

・情景を言い表す語句自体になじみがない

 

■コラム1 「リスニング力向上のために」

リスニング力を向上させるために濱崎氏が行った練習法について書かれています。

 

Part 2 応答問題

■990点獲得のポイント/これがHUMMER式アプローチ!

Part 2において、上級者でも解きにくい問題として2つのパターンが挙げられています。

 

■"超"上級の技術

Part 2で全問正解するための聞き取りと解答の手順について書かれています。

ハードルの高い技術ですが、これができるようになると各選択肢の正解/不正解が確実に判断できるようになります。

 

■990点獲得への道

ここではPart 2で会話の場面や発言の意図までを瞬時に理解するための「正解データベース」を構築するトレーニング法と、Part 2問題に集中して取り組むためのコツが解説されています。

 

■Training

上述のトレーニングとして、問題(50問)が収録されています。

 

■Practice Test

Part 2形式の問題(30問)が収録されています。

いずれの問題も、最初の発言者の問いかけに対して直接に答えないような(例:yesやnoを言わない、はしょって答えているなど)、難易度の高い問題になっています。

 

■コラム2 「990点獲得の先輩に聞く!学習の秘訣1」

990点を獲得した人のインタビュー的文章です。

990点を目指したきっかけ、効果的だった学習法、壁を乗り越えた方法など。

 

Part 3 & 4 会話問題 & 説明文問題

■990点獲得のポイント/これがHUMMER式アプローチ!

990点を取るためのPart 3&4の解き方としては、単に音声を聞いて内容を理解するだけでは不十分です。

ここではPart 3 & 4で全問正解を狙うための能動的リスニングの手法について解説されています。

 

ポイントは次の2点です。

  • 先読みの詳細手順
  • 「木」問題の攻略法

 

※「木」問題・・・詳細情報を問う問題のこと。会話の中で基本的に1度しか言及されないため、聞き逃すと正解できない。一方、会話全体の概要を問う問題は「森」問題と呼ばれる。

 

■990点獲得への道

Part 3&4完全制覇につながる「先読み」と「リテンション」について解説されています。

 

■Part 3 Training

「先読み」からトークの内容を予測する力および、トーク内の解答の根拠をリテンションする力を養成するためのトレーニング問題がPart 3、4それぞれ4セットずつ収録されています。

解答・解説のほかに、「HUMMERのここがポイント!」という一歩進んだアドバイスも載っています。

 

■Practice Test

本章で学んだ技術の確認用としてTOEIC Part3、4形式問題がそれぞれ5セット収録されています。

 

■コラム3 「990点獲得の先輩に聞く!学習の秘訣2」

コラム2と同じく、990点を獲得した人のインタビュー的文章です。(コラム2とは別の人)

 

Part 5 短文穴埋め問題

■990点獲得のポイント/これがHUMMER式アプローチ!

ここでは上級者でも落としやすいPart 5の「語彙・語法問題」にターゲットを絞って解説されています。

 

■"超"上級の技術

Part 5で、速く解こうとしてミスをしがちなひっかけ問題の例と、ミスを防ぐためにするべきことについて書かれています。

中〜上級者のほうがむしろ引っかかりやすい罠であり、990点を狙う場合なおさら重要になるポイントです。

 

■990点獲得への道

Part 5で難問といわれる問題の特徴、対処法と、次節のTraining問題について書かれています。

 

■Training

Part 5で出題される上限いっぱいの難易度の練習問題(40問)と、その問題文を隅々まで頭の中にデータベース化するために変化を加えた「Review of Training」問題が収録されています。

 

■Practice Test

極めて難易度の高い語彙・語法問題を集めたPart 5形式問題(40問)が収録されています。

 

Part 6 長文穴埋め問題

■990点獲得のポイント/これがHUMMER式アプローチ!

Part 6の解き方と、正解の根拠を探す際の留意点について書かれています。

特に「Delayed Clue問題」という、Part 6において重要なポイントが取り上げられています。

 

■990点獲得への道

Part 6問題について、Part 5やPart 7問題との関連性と、この後のPractice Testの解き方について書かれています。

 

■Practice Test

Part 6形式問題が4セット。

 

■コラム4 「A Road to TOEIC 990」

濱崎氏が、790点からスタートして990点獲得に至るまでのスコア変遷と、スコア飛躍に直結した参考書が紹介されています。

 

Part 7 読解問題

■990点獲得のポイント/これがHUMMER式アプローチ!

ここでは、Part 7攻略のための「正解回路(解答の型)」、すなわち「問題文を読む」&「解答する」を同時に進める手順について、例題を使いながら解説されています。

問題文と設問を読む目の動きが具体的に解説されているのがポイントです。

 

■990点獲得への道

本章で学んだPart 7の「正解回路」のポイントがまとめられています。

 

■Training

パート7形式の問題6セット。設問に答えるだけでなく解答の根拠を示す練習も行います。

 

■Practice Test

Part 7形式問題6セット。問題文の内容は記事、手紙、メール、ダブルパッセージなどバリエーション豊かです。

 

Final Test

別冊として、TOEICと同じ形式・問題数の模試「Final Test」が付属しています。難易度はTOEIC本試験より高めに設定されています。

 

解答・解説のほか、正答数からスコアを予測できる換算表がついています。

(問題ごとの難易度などは考慮せず、あくまでリスニングとリーディングそれぞれの正解数から換算。)

 

教材の学習内容は以上になります。

 

評価

当ブログ独自視点で教材を評価していきます。

 

教材コンセプトは?

基本的には「990点を取るために必要になる最上級スキルにフォーカスした解答テクニックとトレーニング」が本教材コンセプトです。

 

  • パート1・2・5は「上級者でもつい落としてしまいがちなニッチ問題・変化球問題を確実にものにする」
  • 他のパートは「基本スキルの速度・精度を極限まで高める」

 

という感じの内容になっています。

 

効果が期待できるか?

900点台後半の上級者は本書のトレーニングをみっちりやるとレベルアップできそうです。初級〜中級者も、パート3・4・6・7の部分は読む価値があると思います。

 

実践できる内容か?

パート2で紹介されているテクニックはかなり難易度高いな〜と思います。「リテンション」のスキルなんですが…基礎力がある人がさらに相当な訓練を積んではじめて習得できる技という感じです。他のパートのテクニックも、上級者を想定しているのでハードル高いものばかりです。

 

良いところ/残念なところ

■残念なところ、デメリット

・この教材は万人向けの内容ではありません。おそらく900点前後の実力がある人すら本書のターゲット学習者ではなく、900点台後半の人向けです。そのぐらいニッチな問題を扱っています(特にパート1・2)。

・紹介されているテクニックも上級者向けで、付け焼き刃では無理。

 

■良いところ、メリット

・990点獲得の障壁となる問題が実際どういう特徴を持っているか、そしてどういうトレーニングでそれに対応する力をつけるか、徹底的にポイントを絞り込んだ上で具体的に解説している点。

 

向いている人・向いていない人

・本気で990点を目指している人に向いている本です。本書の「はじめに」には、次のように書かれています。

 

900点取得に必要な訓練と、990点取得に必要な訓練の間にある「差」。990点取得者と、取得していない学習者の間にある「小さな差」をカバーする訓練を、是非、本書で徹底的に積んで欲しい。

 

つまり、少なくとも900点を毎回超える実力がつくまでは、本書に手を出さなくてもいいと言えるでしょう。

 

総評

「新TOEICテスト 990点攻略」の総合評価・・・評価A(優れている教材)

 

「自分は990点を取れる実力があると思うのに、いつも970〜980止まり。あと、何をすればいいのだろうか」

「定番のTOEIC教材はやり尽くしたと自負しているが、まだ990点が取れない。TOEIC教材ではもう実力が伸びないのかも知れない」

 

そんな人のための教材です。

 

本書のパート1、2は特に、「難問」というより「奇問」に近いレベルの問題が出ても対応できるように備える、という内容です。

敬遠球を打ちにいくというか、普通の資格試験とかなら積極的に「捨てる」問題に、あえて真正面から取り組むという方針です。すでにスコアアップのための学習という範疇からは外れていると言ってもいいかもしれません。

「990点常連レベルの人の視点からは、こういうポイントが(絶対克服すべきものとして)見えるんだな」という感じです。

 

パート5は、ハイレベル語彙問題を集めたもので、加藤優氏の「900点特急」と同様のコンセプトですね。

最難関クラスの語彙力が問われる問題ばかりで、ハイレベル語彙問題に飢えている人はたっぷり楽しめるでしょう。

 

パート3、4、6、7は990点を狙う人以外も習得したい「HUMMER式」スキルが紹介されていて非常に参考になります。

問題を解いているときの濱崎氏の視点と思考の動きをどうにかして本書読者に伝えようとする熱意が感じられます。

特にパート7の「正解回路」をぜひ身につけたいですね。

 

何か煮え切らない総評になりましたが、テクニック解説は学習者視点で丁寧かつ詳しいし、独自トレーニングや難易度の高い練習問題・模試があるので、超上級者の人にとってはきっと密度の高い学習が出来る教材だと思います。

 

※本書は新形式対応のリニューアル版が出ています。購入するならリニューアル版をどうぞ。

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