パート1・2特急

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「新TOEIC TEST パート1・2特急 難化対策ドリル」(森田鉄也さん)のレビュー

 


こんにちは。

 

今回紹介するのはおなじみの特急シリーズから、「新TOEIC TEST パート1・2特急 難化対策ドリル」です。

 

 

パート1・2のみを扱った教材をレビューするのは本書がはじめてになります。

それでは著者紹介からレビューに入ります。

 

教材著者・森田鉄也さんとは?

すでにレビューしている「単語特急」の著者でもある森田先生を紹介します。

 

森田鉄也(もりた てつや)さん 略歴

慶応義塾大学文学英米文学専攻卒業、東京大学大学院人文社会系研究科言語学修士課程修了。

専門は認知言語学。

東進ハイスクール、河合塾、慶應大学外国語学校、TOEIC専門校エッセンス イングリッシュ スクール講師。楽天などの大手企業でのセミナー講師もつとめる。

TOEIC990点、英検1級、アメリカ留学中に英語教授法の資格であるTEFLを取得。

日本語教育能力検定試験にも合格。

 

教材の概要

■基本スペック

・TOEIC Part1、2を対象とする教材。

・2012年5月 第1刷発行。

 

■テキスト

・新書サイズ、274ページ。

 

■音声ファイル

・問題文の音声ファイルが用意されている。ウェブサイトからダウンロード。(CDはついていないのでDL必須)

・MP3ファイル形式、43トラック、収録時間約71分。

 

学習内容の詳細

本書はTOEICパート1・2のドリル教材です。

特急シリーズにおけるパート1・2対策本は、意外ですが、本書が最初の教材のようです。

 

導入部にも重要なことが書かれている

本書は単なるパート1・2問題集ではなく、明確な狙いを持って作られています。

 

まずp.4~p.10の導入部分では、具体的かつ実践的な学習指針として、次のようなことが書かれています。

 

・リスニングについて多くの人が持っている間違った思い込み
・英語を聞き取れるようになるために、絶対にやらなければならないこと
・近年のTOEICでパート1が難しくなった、もっとも大きな原因
パート1で受験者がひっかかりやすい表現
パート2で、正解選択肢だがすぐには正解と判断しにくい返答のパターン
・本書のパート2問題解説で工夫されている点
・パート1・2で心がけるべきこと
・なんと言っているか分からない時でも正答する確率の上がる解答テクニック

 

本編の問題を解く前にこの導入部分を読んで、ポイントを念頭に置いて問題に取り組むのが良いでしょう。

 

本編は10回分のミニ模試形式ドリル

本編部分は、1回分の学習内容が次のような構成になっています。

 

・パート1・・・5問

・パート2・・・15問

・解答/解説

 

本試験はパート1:10問、パート2:30問なので、本試験の半分のミニ模試形式です。

これを1回分のドリルとして、10ドリルが収録されています。

 

本書トータルでパート1を50問、パート2を150問解くことになります。

 

解説もユーザビリティを考慮

本書は1回分のミニ模試を問いたあとすぐに解答解説を読める構成になっています。

 

■パート1の解説

下の写真はパート1問題の解説ページです。

 

問題のページで出てきたのよりも小さいですが、写真が再度掲載されているので、解説を読みやすくなっています(問題文ページと行ったり来たりしなくて良い)。

 

また選択肢の英文、和訳、解答、正解/不正解の根拠、語注が記載されています。限られた紙面スペースの中でポイントを漏らさないよう工夫して書かれている印象です。

 

また解説に、1問1問に対する易/普通/難の3段階で難易度表示が書かれています。

 

 

■パート2の解説

難易度、会話と選択肢の英文、訳、解答、正解/不正解の根拠、語注が記載されています(画像が汚くてすみません。でもあまり鮮明な画像を載せるのもまずいかなと)。

 

 

解説には、「どんなテクニックで受験者をひっかけようとしているか」が必ず書かれています。しっかり読んで問題ごとの「ひっかけパターン」を確認しながら学習していくことで、「ひっかけ」に対するカンが養成されるようになっています。

 

また難易度が「難」の問題については、なぜこの問題が難しいか、その理由も書かれています。

 

その他、TOEIC頻出語句/表現についても解説されていて、学習ポイントが凝縮された解説になっています。

 

コラムもノウハウ集になっている

毎回のドリルの最後に、コツと解法を学ぶための「コラム」があります。

雑談やどうでもいいネタではなく、TOEICに役立つ解答テクニックや頻出表現リストです。

 

「必勝コラム」のトピック(一部)

 

  • プライミング
  • Part 2の正答を確認するためのポイント
  • 上位語の言い換え
  • 提案・勧誘・依頼のパターン
  • 必殺の返答

 

コラムじゃなく、巻頭にメインコンテンツの一部として掲載したほうがいいのではないかと思えるぐらい重要な内容です。コラムだけ全部先に読んでからドリル問題に取り組むのも良いでしょう。

 

巻末には、TOEIC頻出のひっかけ語句がパターンごとにリストアップされています。

Part1・2のひっかけリスト

 

  • 「類似音」型     49個
  • 「同形同音異義語」型 22個
  • 「異形同音異義語」型 9個

 

学習内容は以上になります。

 

「新TOEIC TEST パート1・2特急 難化対策ドリル」の評価

当ブログ独自の基準で教材を評価していきます。

 

教材コンセプトは?

TOEIC パート1・2における「難問題パターン」に集中的に取り組むのが本書のコンセプトです。難問を集めるとともに、解説部でフォローすることで、パート1・2での弱点を克服できることを狙いとしています。

 

効果が出るか?スコアアップが期待できるか?

近年のTOEIC傾向を踏まえて、受験者が苦手としているタイプの問題を重点的に集めているので、本書を使うことでパート1・2における正答率を上げられると期待できます。

 

誰でも取り組める教材内容か?(実践不可能な内容はないか?)

高度なスキルや特殊環境が前提の学習ノウハウ・解答テクニックは本書で紹介されていません。基本的に誰でも取り組むことができます。

 

メリット・デメリット

■デメリット

・写真が少し見づらい部分がある(許容範囲だとは思うが)

・パート2問題では、難問パターンを強調しすぎて、「いくらなんでもこれでは会話が成り立っていないのでは?」と言いたくなるようなギリギリの問題もある。

 

■メリット

・パート1、2で弱点となりやすいパターンが使われた問題を集めているので、意識して学習することでスコアアップが期待できる。

・解説は「出題者の視点」(ひっかけパターン等)で書かれているので、解説もしっかり読むことで「正答を見抜く力」が養成される。

・1回分の問題量を本試験の半分の量に設定しているので、忙しい人でも取り組みやすい。

 

向いている人・向いていない人

パート1・2専門の教材は少ないので、すべてのTOEIC学習者に本書をおすすめできます。

 

濱崎潤之輔先生の「990点攻略」においても、「難問題」に分類される問題パターンは本書と共通している部分が多いです。つまり990点を狙いたい上級者なら、なおさら本書の内容は知っておくべきかと思います。

 

総評

「新TOEIC TEST パート1・2特急 難化対策ドリル」の総合評価・・・評価A(優れている教材)

 

「近年、TOEICが難しくなった。特にパート1は昔と比べると、自信を持って解答できない問題が増えた」

「TOEICパート2で、選択肢の中に正答が一つもないじゃん!と思うときがよくある」

と感じている人は多いのではないでしょうか?

 

本書「新TOEIC TEST パート1・2特急 難化対策ドリル」は、まさにそんな人向けの教材です。

 

パート1、2には確実に難問とされるパターンがあります。

なんとなく問題を解いていると、なんとなく間違えて、「なんとなく難しかったなー」で終わってしまいがちですが、実は間違えるべくして間違えているというわけです。

本書はそういった「分かりにくい」「間違えやすい」「どれも正答だと思えない」ような問題を集めています。

 

本書では難易度表示がついているのですが、「難」レベルの問題を通しで見ていると、だんだんと正解するのに必要なスキルが見えてきます。出題者が受験者に求める「想像力」「類推力」が見えてくるとも言えるでしょう。

 

全ての人におすすめできる教材です。

 

※本書は新形式対応のリニューアル版が出ています。購入するならリニューアル版をどうぞ。

 

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