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「新TOEICテスト 文法問題 でる1000問」(TEX加藤さん)のレビュー

 


 

こんにちは。

この記事では、「出る単特急 金のフレーズ」で有名なTEX加藤さんの「新TOEIC テスト 文法問題 でる1000問」をレビューしています。

 

 

私(ブログ管理者)が実際に本書を使ってみた感想・評価を書いていますので、じっくりお読みください。

 

今回もTOEIC文法問題(パート5・6)対策参考書のレビューです。文法問題対策本だけでそれなりの数になってきました。ランキングも作れるくらいになっています。

 

さて。

 

「TOEICでは、まんべんなく勉強してはいけません。」

 

と言われるとどう思われますか?

 

えっ、いろんなパターンに対応できるように勉強しないといけないんじゃないの?

 

と反発したくなるのではないでしょうか?

 

例えば今回の教材のターゲットであるパート5でもいろいろなパターンが出題されるのは確かですが、すべてのパターンに気を回しながら勉強していると、かえってスコアが伸び悩む可能性があるのです。

 

TEX加藤先生はこう教えます。

 

文法問題は狭く深く。

 

どういう意味なのでしょうか?

さっそく本書を見ていきましょう。

 

教材著者・TEX加藤さんとは?

■TEX加藤さん 略歴

1967年生まれ。

 

神戸市外国語大学外国語学部英米学科卒業。

大手メーカーの米軍基地担当、外資系小売業バイヤーを経て、大手玩具メーカーで商品企画に携わり数々の大ヒット商品を生み出す。

明海大学、エッセンスイングリッシュスクールでの勤務を経て、現在、神田外語学院でTOEIC TEST講師を務める。

 

2011・2012・2013年TOEIC公開テスト全26回すべて990点。

英検1級

 

TOEIC参考書の著作多数。

 

教材の概要

 

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問

新品価格
¥2,484から
(2018/6/2 19:00時点)

 

■教材本編

テキスト A5サイズ 490ページ。

ごついし重いので通勤時に使うのはつらいです。

文法特急」とは違い、左側が問題、右側がその解答解説というレイアウトです。

 

 

■付録

・別冊 「文法問題1000本ノック! 」117ページ。

問題と解答のみを小冊子にまとめたものです。こちらは通勤中にも使えます。※下の写真はテキスト本体から外さずに撮影したもの。

 

 

・英文音声(空欄に正答を入れた問題文)

Webサイトよりダウンロード可能。

 

1センテンスずつ別トラックになっているので、ファイル数は多いですが検索には便利です。また、多数のネイティブ話者が音声を担当しているので単調になりにくく、リスニングの訓練としても良いです。

 

学習内容の詳細

章ごとに、詳細内容を説明していきます。

 

Part 5(短文穴埋め問題)の全体像

教材の導入部分として、TOEICのPart5問題とはどんなものか?について書かれています。

 

1. Part5の出題パターン

語彙 品詞 動詞 前置詞or接続詞など、それぞれの問題パターンの出題頻度に関して、TEX氏が自身の受験後に記憶を頼りにまとめた2013年度公開テスト10回分のデータが記載されています。

 

2. Part5の解答ペース

リーディングセクションの制限時間の中でPart7に十分な時間を確保するために必要な、Part5&6の解答ペースが書かれています。

 

3. Part5の解き方

Part5の解き方について、中級者向け/上級者向けに分けてサラッと解説されています。

 

4. Part5の勉強法

本書を最大限に生かす学習の仕方について、やはりサラッと書かれています。

 

第1章 品詞問題 (334問)

■品詞問題の解き方

問題演習に入る前に、品詞問題の解き方の手順が説明されています。

 

選択肢を見て「品詞問題」と見抜く

→文構造をチェックする

→文構造から空欄の品詞を判断する

 

という流れです。

 

このあとは、みっちり練習問題を解いていきます。

  • トレーニング 32問
  • 実戦問題:基礎編 100問
  • 実戦問題:応用編 100問
  • 実戦問題:発展編 100問

 

第1章の品詞問題編は、TOEIC頻出パターンなので問題数が多いです。ここで確実に正答できればスコアが安定してきます。

「トレーニング」は、秒殺レベルのやさしい問題を集めているのかと思ったら、全くそんなことはなく、むしろ複数観点のコンビネーションで見ないと解けないなど、ひねったレベルの問題もあります。

 

ということで、トレーニング問題から実戦問題:発展編まで、品詞問題332問をガッツリと練習できます。

 

■コラム 品詞問題の基本公式

ここでは、品詞問題頻出パターンの「公式」が書かれています。

例えば、

 

冠詞・(空欄)・前置詞

例)the ------- on

 

という問題なら、空欄は名詞が正解になります。このような公式が16パターン掲載されているので、覚えておけば助けになるでしょう(単語がわからないときなど)。

 

第2章 動詞問題(102問)

■動詞問題の解き方

以下のような解説が書かれています。

  • 「主・述の一致」「態」「時制」の観点で動詞問題を解く手順
  • 動詞ing形(動名詞、現在分詞)、動詞ed形(過去形、過去分詞)のまとめ

 

そして練習問題。

  • トレーニング 9問
  • 実戦問題 90問

 

■コラム 正解の鍵となる動名詞の特徴

TOEIC文法問題において重要な、動名詞についてのポイントが書かれています。

例えば動名詞と、動詞から派生した名詞とを区別する問題は頻出です。

 

第3章 前置詞 or 接続詞問題 (67問)

■前置詞 or 接続詞問題の解き方

TOEICで頻出の「前置詞、接続詞、副詞の中から適切なものを選ぶ問題」を解く手順と、よく出題される前置詞・接続詞のリストが書かれています。

 

  • トレーニング 8問
  • 実戦問題 58問

 

■コラム オススメの英文法書・TOEIC Part 5対策書

TEX加藤氏おすすめの参考書/問題集が18冊紹介されています。

 

第4章 代名詞問題(37問)

■代名詞問題の解き方

代名詞問題の解き方として、「格」(主格、所有格、所有代名詞ほか)を問う問題とそれ以外に分けて、解法の手順が解説されています。

 

  • トレーニング 5問
  • 実戦問題 30問

 

第5章 前置詞問題(56問)

■前置詞問題の解き方

解き方といってもテクニック解説はほとんどなく(前置詞問題は、正しい用法を知っているかどうかで決まるため)、主な前置詞10個について、基本イメージを覚えるためのイラストが掲載されています。

 

  • トレーニング 5問
  • 実戦問題 50問

 

第6章 関係詞問題(16問)

■関係詞問題の解き方

「選択肢を見て関係詞問題と分かったら、空欄の後ろのカタチに着目して問題を解く」手順が解説されています。

 

  • トレーニング 5問
  • 実戦問題 10問

 

第7章 ペア表現・語法・数・比較問題(47問)

ペア問題とは「both A and B」など必ずペアで使われる表現を問うもの。

語法問題とは自動詞/他動詞、目的語が人か物かthat節か等言葉の使い方の問題。

数の問題とはevery、few、allなど名詞の加算/不加算、単数/複数を手がかりに適切な形容詞を選ぶ問題。

比較問題とは比較級・最上級・原級の使い方を問う問題です。

 

  • トレーニング 12問
  • 実線問題 35問

 

文法模試(40問×9セット)

1セット40問制限時間15分で解く模試が9セット収録されています。

問題パターン・難易度がシャッフルされているので、総仕上げ用のフル実戦形式です。

巻末についているマークシートを利用できます。

 

教材内容は以上です。

 

「新TOEIC テスト 文法問題 でる1000問」の評価

当ブログ独自の基準により教材を評価します。

 

教材のコンセプトは?

本書のコンセプトは「TOEICの文法学習は狭く深く」。

すなわち頻出の問題パターンを徹底的にやり抜くのが狙いです。頻出パターンの問題を落さなければ、900点レベルぐらいまではいけるからです。

そのため頻出の「品詞問題」の分量があからさまに多いなど、メリハリの効いた構成になっています。

 

スコアアップが期待できる?

本教材は問題もセンテンスも語彙も全体的にレベルが高いため、中級以上の人は確実に実力をつけられると思います。しかし、初心者の人がいきなり取り掛かると、効果が上がる前に挫折してしまうかもしれません。(TOEICスコア500点以上が本教材対象者の目安と書かれています。)

 

初心者の人は、濱崎潤之輔先生の「英文法 プラチナ講義」から始めることをおすすめします。

 

実践できる教材内容か?現実的でないスキルが前提になっていないか?

各問題パターンごとに解き方の手順が書かれているし、900点特急ほどには語彙力を求められないので、目安500点以上という前提はありますが誰でも実践していくことは可能です。

 

メリット/デメリット、向いている人/いない人

■デメリット

  • 「金のフレーズ」のようなTOEICの雑学知識コーナーが少ない(とても残念)。
  • 「文法特急」では豊富に収録されていた、学習者の弱点になりがちな「語法問題」のボリュームが少ない。

 

■メリット

  • 問題の前にある講義スタイルの「解き方」解説がとても参考になる。文法知識を整理するのにも役立つ。
  • 複数観点のコンビネーションで解く問題が多く収録されているため、密度の高い学習ができ、応用力がつく。

 

■この教材が向いていない人

  • TOEICスコア500点未満の人。
  • 高校基礎レベルの文法、単語を理解できていない人。

 

■この教材が向いている人

  • 中級~上級者。カンタンすぎず難しすぎず、適度な負荷。
  • 基本はできているので問題数をこなしたいという人。文法特急で身につけた「構文先行型アプローチ」をさらに磨きたい人。

 

「新TOEIC テスト 文法問題 でる1000問」の総評

「新TOEIC テスト 文法問題 でる1000問」の総合評価…評価A(優れている教材)

 

本書は、「パート5特急400問ドリル」等と比べると、問題文に使われている単語が全体的にムズカし目なため、問題文からヒシヒシとプレッシャーを感じます。

言いかえると、本書をしっかりやり込むことで、語彙力を含めた英語力全体が底上げされると期待できます。

 

※どのくらいムズカしいかは下の記事も参照。

>>文法問題でる1000問がオススメな理由(実践レビュー)

 

さてさて、記事冒頭の、なぜ「文法問題は狭く深く」がいいのかについてですが、パート5には品詞問題など確実に取らなければいけない問題と、上級者でも落としがちなハイレベル語彙・語法問題とがあるためです。後者は出題されたとしても1-2問なので、そこにこだわるより、取りやすい問題を確実に取るほうがスコアアップしやすいということですね。

 

ちなみに本書の割り切り事項として、「パート6」と「語彙問題」を取り扱っていない点があります。

 

まずパート6は2016年からの新形式では、文法問題というより読解問題の要素が強くなりました(文法視点ではなく意味・文脈で解く)。のでパート6は別教材(たとえば「新形式だけ でる200問」)で対策したほうがいいでしょう。

 

また語彙問題については、中級レベルまでは本書の問題文に出てくる単語をしっかり覚えれば問題ないと思います。パート5全問正解を求める人は、加藤 優先生の900点特急などで学習されるのが良いです。

 

本書について惜しむらくは、「金のフレーズ」では随所に書かれていた、「TOEICあるある」的な雑学コーナーがほとんどない点です。残念です。まじめに(?)問題を解くしかありません。

 

それはともかく、本書は「文法特急1・2とこの本で、文法問題対策はひと段落。そこから先のことはまた今度考えよう。」と思えるぐらい、質・量ともに充実した教材です。500点を超えているすべての人におすすめします。

 

※本教材は、リニューアル版が出ています。

購入するならリニューアル版をどうぞ。

(下のリンクはリニューアル版)

 

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以上、「新TOEIC テスト 文法問題 でる1000問」のレビューでした。

 

 

◆パート5対策で他の教材も検討するなら

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