文法特急2

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「新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編」(花田徹也さん)のレビュー

 


 

こんにちは。

 

TOEIC教材レビューはまだまだ続きます。パート5・6対策だけでも、まだ紹介していない良書がたくさんあります。当ブログは、どこにも負けない英語教材レビューブログを目指します!

 

今回は、以前レビューした花田先生の「文法特急」の続編、「新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編」を紹介します。

 

構成などほとんど前作と同じなので内容重複する部分がありますが、構わずひととおりの内容を解説していきます。

 

それではレビューに入りましょう。

 

教材著者・花田徹也さんとは?

■花田 徹也(はなだ てつや)さん 略歴

 

神奈川県の桐蔭学園高校を卒業後、アメリカへ渡る。

university of southern california(USC:南カリフォルニア大学)卒業。

帰国後三菱商事にて4年間勤務したのち英語講師の道を選ぶ。

 

エッセンス・イングリッシュ・スクールにおいて受講生から5年以上にわたりNo.1講師の評価を受け続けた後、独立して新宿でTOEICテスト特化型スクール「花田塾」を運営している。

 

英語の本質に迫る講義、自然と頭に残る解説で多くの生徒が短期間でスコアアップを実現させている。また、英語の音に関する造詣も深く、発音やリスニングの指導も得意とする。

 

TOEICテストを毎回受験しており、最新出題傾向の分析およびその対策・指導には一切手抜きをしない熱血漢。

新TOEICテストにおいて7回連続990点

 

教材の概要

 

■テキスト 新書サイズ 271ページ

■mp3音声は無料ダウンロード可能。

 

この教材は「新TOEIC TEST」とタイトルにありますが、2016年の新形式のことではありません。念のため。(2016年の変更には影響を受けないので実用上の支障はありません)

 

教材の詳細

ここから章ごとに詳細内容を見ていきます。

 

第0章 迅速かつ正確な攻略法

この章では、TOEICテスト PART 5&6を解くときのアプローチの仕方について学びます。

文脈先行型(精読)アプローチ」と「構文先行型(速読)アプローチ」と呼ばれる方法についてそれぞれ

 

・どんなステップを踏むのか

・どの程度の時間で解答できるのか(解答すべきなのか)

 

が解説されています。また

 

・Part 5&6の問題の分類(出題頻度順)

・Part 5&6において極力やらないほうがいいこと、それをしてしまうことのリスク・弊害

 

などについて解説されている重要な章になります。

※前作「文法特急」と同内容です。

 

第1章 絶対に落とせない 26題

この章以後は、前作と同じ構成で基本的に例題→正答・解説という構成で進んでいきます。

 

本の右ページが例題になっているので、ページをめくる前に目標タイム内で正解を考え、正答と解説を読むという学習方法になります。

解説ページには問題の分類(品詞を問う問題か、構文を問う問題かetc)と攻略法(構文先行型/文脈先行型)も書かれているので、自分の着目点やアプローチの仕方をすぐにチェックすることができます。構文で判断できる問題を文脈で考えようとしていたときは要注意です。

 

第1章では、基本的ながら毎回問われる最重要項目の問題が用意されています。例えば次のような問題です。

 

・□□□(主語) was the most ○○ の○○に入る語の品詞は何か?

・already、overly、approximately、previouslyが修飾し得るのはそれぞれどんな語か?

・動詞の目的語として機能する語の品詞は何か?

・in spite of、with、as soon as、ever のうち「節」をつなげる機能を持つのはどれか?

 

基本的というか、構文の観点で解ける問題ばかりですが、前作同様、正答以外の選択肢がダメな理由もすべて書かれているので自分の文法知識・選択基準が正しかったかチェックできます。また覚えるべき慣用表現・フレーズなども書かれているので解説部分は隅から隅まで読む価値があります。

 

第2章 取りこぼしやすい弱点を克服する 32題

第2章は、うっかり間違えてしまう問題が集められています。具体的には次のような問題です。

 

・作成されつつある書類の状態を表す形容詞は actual、quite、wholesome、completeのどれか?

・形容詞としてのqualifiedを修飾する語は closely、highly、respectively、correctlyのどれか?

・enoughが後に続くのは、height、higher、highly、highのうちどれか

 

第3章 自分のペースをモノにする 12題

第3章はパート6の典型的な問題を取り扱っています。

 

パート6では、パート5に比べると文脈先行型の問題が多いので、文脈上の手がかりを探すことを中心に解説されています。空欄で目を止めずに読み進めることの大切さが強調されています。

 

第4章 難問でも基本は同じ 26題

第4章は860点を狙う人向けの少し難しめの問題が収録されています。

例を挙げるとこんな感じです。

 

・接続詞のあとにすぐに過去分詞が来る文(主語、動詞が省略された表現)

・語法と文脈の両方ではじめて答えが決まる文

・at、by、for、withから「期間」を表す前置詞を選ぶ問題

 

第5章 力試しに挑戦したい 10題

第5章はさらなる難問が集められています。複数の観点から検討してやっと答えが定まるような問題もあります。 語彙力もハイレベルが求められます。

 

・空欄が文頭に来ている分詞構文(文全体を眺めないと文構造が見えてこない)

・makeの目的語をamendments、sure、premonitions、publicから語法観点で選ぶ問題

・あとに続くorと呼応させて使えるという手がかりだけで、whom、which、whether、whomeverから適切なものを選ぶ問題

 

第6章 しっかりモノにする 24題

第6章は復習の章になっており、難易度は標準的になっています。

24題中22題が構文先行型、その中の13題が「品詞」カテゴリ(最頻出かつ解きやすい)なので、これまでの内容が理解できていればスムーズに解き進められるでしょう。

 

教材内容は以上になります。

 

「新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編」の評価

教材コンセプトは明確か?

明確です。

前作は「構文先行型アプローチの徹底」すなわち「文脈から考えようとするのは極力避けて、文法的なアプローチで解く姿勢を定着させる」のがコンセプトでした。今作ではそれを引き継ぐとともに、学習者の多くが苦手とする分野をピンポイントで克服することをコンセプトとしています。すなわち構文先行型アプローチの主要(頻出)ターゲットである「品詞・語法・前置詞」問題への対応力を重点的に強化することです。

 

教材を読む時間、労力に見合うスコアアップが期待できるか?

文法問題対策書の中でも、とても内容が濃く役に立つ本でありもちろんスコアアップにつながるでしょう。タイトルどおり急所となる部分の例題が多く盛り込まれているので、前作を学習した方も読んだほうがいいでしょう。特に「語法」についての解説が詳しく、語彙の運用能力を磨くことができます。

 

実践できる内容か?(常人に実践できない技能・ノウハウが含まれていないか?)

基本的な文法知識や語彙力を持っていることは前提となりますが、それがあれば「構文先行型アプローチ」を実践することはできると思います。(特別な技能に依存するようなテクニックではありません。)解説の中で文法の基本についても復習的に説明されているので、前作も含めてじっくり読めば「構文先行型アプローチ」を意識づけることができるでしょう。

 

本教材のメリット/デメリット、向いている人/いない人

■デメリット

・個人的な考え方だが問題の下部にある「花田ナビ」(着目点のヒント)は・・・ないほうが良いかもしれない(自力で解く力をつけるため)。

 

■メリット

・文法問題の解き方の軸(構文先行型アプローチ)を自分の中に持つことができる。

・今作は単語の語注も追加されたので、関連語彙を学ぶことができる。

・「品詞・語法・前置詞」というパート5頻出の問題パターンを重点的に強化することができる。特に語法と語彙は連動するので、語法に強くなることで実用的な語彙力がつけられる。

 

■向いていない人

・全くの英語初心者。例題+解説のスタイルなので、基礎的な文法知識がないと辛い。

※文法用語は絶対イヤ!という人は、TOEICスコアアップは厳しいです。

文法用語を学ぶ気のある初心者の人には、濱崎潤之輔先生の「英文法プラチナ講義」をおすすめします。

 

■向いている人

・初級者で、文法問題(Part5、6)を意味やニュアンスから解くのが普通と考えている人。あるいはそもそも、解き方の見当もつかない人。

・TOEICテストで毎回、Part7を解く時間が確保できない人。

・目安としてスコアが400~800程度の人。

 

総評

「新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編」の総合評価…評価A+(非常に優れている教材)

 

「TOEICリーディング問題(パート7)で、いつも全部解けないまま時間切れになる」

「単語力がないからPart5、6でスコアが稼げない。(単語集を買ってきて覚えないと!)」

 

そんな考えを持っている方は、以前紹介した「1駅1題 TOEIC TEST 文法 特急」および本記事の「文法特急2 急所アタック編」で、Part5、6の問題への正しい取り組み方、勉強の仕方を見直すことをおすすめします。

 

今作「急所アタック編」も、前作と同じく、「パート5・6は意味や文脈で判断しようとするとハマるからやめましょう、構文上の手がかりを見つけてサクッと解きましょう」というのが主旨です。

 

やはり花田先生の本はレベルが高いです。1問1問の設問自体にたくさんのTOEIC要素が含まれています。解説も単なる正誤の理由だけでなく、頻出ポイントの部分、弱点になりやすい部分、フレーズとして覚えておくと応用できる表現など、とても濃い内容が書かれています。

 

本書の例題は、もしかするとTOEIC本試験より少し難しいかもしれません。

 

例えば品詞カテゴリの問題で、空欄に名詞が入るとわかって選択肢を絞り込んでもまだ2つ候補があって、最終的には文脈からどちらかを選ぶとか。あるいは単数・複数を考えて判断するとか。

 

そういうロジックの組み合わせ技で解くような問題が本書には多い気がします。1問のなかに3〜4問分のポイントが凝縮されているという感じですね。

 

だから本書の解説部分は隅から隅まで読む価値があります。

 

前作のレビューでも書いたのですが、本書でもやはり、「語法習得を伴わない単語暗記は役に立たない」ということを思い知らされます。TOEIC学習において語彙力を強化するには、○○という単語は「□□□するという意味」という薄っぺらい知識ではだめで、「動詞+人+of+モノ」の形で使うとか、「動詞+that節」で使うとか、実用上のフレーズとして覚える必要があります。本書の解説、特に「語法」カテゴリの問題に出てくるフレーズは、ぜひ自分のものにしたいところです。そうすればかなりパート5に強くなるでしょう。

 

また本書では、前置詞について、語法上の使い分けだけでなくイメージの違いについても解説してくれている点も良いと思います。inとat、toとforなど、用途的に近いものもイメージの違いが分かりやすく説明されているので、いざという時エイヤっと選ぶのに役立つはずです。

 

以上、TOEICのパート5・6対策はまずこれ!ということで「文法特急」の2冊をおすすめします。

 

◆パート5対策で他の教材も検討するなら

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