英文法プラチナ講義

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「TOEICテスト 英文法 プラチナ講義」(濱崎潤之輔さん)のレビュー

 


 

こんにちは。

 

今回もTOEIC教材のレビューになります。

 

そもそもどういう順番でレビューをしているのかというと、特に意味はありません。今は文法問題対策本のレビューが多い感じですが、今後リスニング対策教材など他パートの教材もレビューしていきます。

 

さて本題ですが、以前レビューした「リーディングプラチナ講義」の著者でもある濱崎氏の「TOEICテスト 英文法 プラチナ講義」を今回の記事ではレビューします。これも非常に高い評価を受けているTOEIC教材です。

 

それでは、レビューをしていきます。

 

 

教材制作者 濱崎潤之輔さんとは?

濱崎潤之輔

(はまさき じゅんのすけ;HUMMER)さん

 

大学・企業研修講師、書籍編集者。

 

早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。
明海大学、獨協大学、ファーストリテイリング、楽天銀行、SCSK、エーザイなど大企業でTOEICテスト対策研修講師を務める。

 

TOEICテスト990点を20回以上獲得。TOEICテスト参考書の著書多数。

TOEICテスト対策合宿・セミナーなども開催。

 

ブログ「独学でTOEIC990点を目指す!」を運営。

 

教材の概要

TOEIC(R)テスト英文法 プラチナ講義


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本書は、TOEICテストに完全特化した文法解説教材です。

過去のTOEIC公式問題集1200問以上を徹底分析して制作。

 

主にTOEICリーディングセクション(特にパート5・6)を解く力をつけることが目的です。

 

対象者は初級者

かなり基本的なレベルの文法から詳細に解説されている初級者向け教材です。

 

文法用語も使われていますが、TOEIC対策の学習という目的から外れないよう考慮して使われています。

 

テキストは高密度だが親しみやすい

テキストはA5サイズ、335ページ。

ズッシリと分厚いです。黒・赤2色印刷で読みやすくなっています。

 

司会進行的な役として、ペンギンのオリジナルキャラクターが出てきます。文法書ではあっても親しみやすい本にしようという意図が感じられます。

 

ペンギンとの対話を導入として、講義スタイルで進んでいくようになっているので取り組みやすいです。

 

 

 

8つのChapterから構成されており、Chapter1以降の各Chapterには、「プラチナセンテンス」と、「章末チェック」が付いています。

 

TOEIC頻出の文法項目と語彙で作られた「プラチナセンテンス」

本文の例題で出てくるセンテンスです。学んだ文法項目とTOEIC頻出語彙を覚えるのに使えます。

 

音声ファイルをウェブサイトからダウンロード可能。

 

 

文法を学んだあとには「章末チェック」で確認

学んだ内容が理解できたか確認するための練習問題です。TOEIC パート5問題の形式になっています。

 

 

 

しっかりと解答・解説も記載されています。

 

 

 

教材内容の詳細

ここから、Chapterごとに内容を見て行きます。

 

Chapter 0 はじめに頭に入れておくこと

Chapter 0では、次のようなことが解説されています。

 

・英文の構造を把握するためには、「英文の骨組みを構成するカタマリを捉える」「飾りの言葉を取り除く」ことが大切。
・TOEIC文法問題に備えるには、単語の「品詞」を意識すること
・名詞と動詞を軸にして文法を学ぶのが良い理由
・単語の語尾で品詞を特定する方法

 

Chapter 1 名詞の基本的な使い方

Chapter1から、名詞について学んでいきますが、まず名詞が英文の中で使われるときの役割について学んでいきます。

 

名詞の役割:

  • 主語になる
  • 目的語になる
  • 補語になる
  • 人称代名詞
  • その他の代名詞
  • 動名詞
  • 関係代名詞

 

このChapterを理解することで、TOEIC文法問題の空欄に入る言葉を、構文上の「役割」から推測できるようになります。

 

Chapter 1:

・プラチナセンテンス 29個

・章末チェック 12題

 

Chapter 2 単数と複数

この章も名詞に関して学びますが、特に名詞の単数形/複数形に関連する事項について解説されています。

 

数量を表す形容詞(many、much、every、all、eachなど)や、「主語と動詞の一致」(主語の単数/複数に合わせて動詞が変化する)と関連する名詞の単数形/複数形についての解説が書かれています。

 

TOEICを受ける上での実戦的な意義としては、問題文の中の名詞が単数か?複数か?に着目することにより、文法問題を「秒殺」できる(場合がある)ということです。

 

Chapter 2:

・プラチナセンテンス 20個

・章末チェック 8題

 

Chapter 3 名詞の修飾

この章は「名詞の修飾」というタイトルですが、実際には「どんな語句が名詞を修飾するか」という内容で、名詞の周辺にある修飾語句がメインテーマです。

 

次のような、名詞を飾る修飾語句について解説されています。

 

  • my、yourなどの「所有格」
  • beautiful、necessaryなどの「形容詞」
  • customers using a credit card、data recovered from a hard disk driveなどの「現在分詞/過去分詞」
  • branch manager、faculty meetingなどの「複合名詞」
  • time to wait、his intention to retireなどの「不定詞」
  • everyone who attended this workshop、an actress whose performance is popular in franceなどの「関係代名詞」

 

また、形容詞が、名詞を修飾するのではなく文の補語として使われる例についても解説されています。例えば下の文。

 

The building material used to construct the bridge is very durable.

 

→形容詞 durable は主語The buildingに対する補語として使われています。

 

TOEIC問題を解く上での本Chapterの重要性としては、前Chapterと同様に、名詞とその修飾語句との関連に着目して、選択肢を絞り込む手がかりを見つけられるようになることです。

 

このとき、Chapter 0で解説されている「カタマリで捉える」「飾りを取り除く」という基本技術が生きてきます。

 

Chapter 3:

・プラチナセンテンス 21個

・章末チェック 16個

 

Chapter 4 動詞で気をつけるべきこと

Chapter 3までで、名詞とそれを修飾する語句についての学習がひととおり終わり、ここから動詞の学習に入ります。

 

Chapter 4では、動詞の形によって表現される次のような項目について解説されています。

 

  • 基本時制(現在、過去)
  • 進行形、完了形
  • 助動詞(can, must, may, will, be going to, should, have to, need to)
  • 能動態、受動態
  • 命令文
  • 仮定法

 

その他、学校で習う英語の感覚ではあまり馴染みがありませんがTOEICでは頻出の、以下のような項目についても解説されています。

 

  • 「要求」や「提案」を表す動詞(request, demandなど)がつなぐ節の中では、主語に関わらず動詞が原形になる場合がある
  • 現在進行形は、現在起こっていることだけでなく、未来の話を表すこともある
  • たまに出題される「未来進行形」「未来完了形
  • to不定詞句に続く命令文
  • ifを使わない仮定法の表現

 

TOEIC文法問題では時制、態(能動態/受動態)を手がかりにすれば回答できる問題がよく出ます。そういった手がかりは結局、動詞の形に現れるので、このChapterで動詞に関連付けて学ぶことで知識を整理できるでしょう。

 

Chapter 4:

・プラチナセンテンス 44個

・章末チェック 16題

 

Chapter 5 動詞や文を修飾する言葉

Chapter 5では、文の主要な構成要素となるカタマリ以外の「飾り」の語句について学びます。

具体的には以下のような語句です。

 

  • 副詞
  • 比較表現
  • 前置詞+名詞
  • 分詞構文

このChapterをしっかり読むことで学べるのは次のようなポイントです。

 

★TOEIC問題において、

 

  • 副詞はどんな位置に入って来ることが多いか?
  • 副詞が名詞を修飾する場合もある。どんなときか?
  • TOEICで狙われやすい前置詞は何か?
  • どんな問題文のとき分詞構文だと推測されるか?
  • そして現在分詞か過去分詞かを判断するにはどこに着目するか?

 

Chapter 5:

・プラチナセンテンス 38個

・章末チェック 12題

 

Chapter 6 つなぐ言葉

このChapterでは語と語、句と句、節と節をつなぐ、次のような言葉について学びます。

 

◆等位接続詞

and、but、or、rather than

 

◆従属接続詞

when、after、if、although、since、until、while、once、unless、even though、now that、so…that〜、in the event that

 

◆相関接続詞

both A and B、either A or B、neither A nor B、whether A or B

 

◆関係代名詞(非制限用法)

 

このChapter 6もTOEIC文法問題頻出のポイントです。

ここに書かれた内容を意識することで、問題によっては一瞬で正解を選べるようになります。

 

Chapter 6:

・プラチナセンテンス 30個

・章末チェック 12題

 

Chapter 7 語彙問題で狙われる語句

TOEICパート5、6は文法問題といえども単語を知らないと解けない問題も出るので、Chapter 7ではTOEIC頻出の語彙がプラチナセンテンスとともにまとめられています。

 

Chapter 7:

・プラチナセンテンス 200個

・章末チェック 24題

 

 

教材内容は以上になります。

 

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「TOEICテスト 英文法 プラチナ講義」の評価

 

教材コンセプトは?

「TOEICに特化しており、なおかつ初級者にも取り組むことのできる文法解説書」がコンセプトです。

目の前で説明してくれているような講義スタイルで進行するので、理解しやすくなっている点が優れています。

 

教材を読む時間/労力に見合うスコアアップ効果が得られるか?

TOEIC初級者にとっては、基本的な文法を学ぶとともに、TOEICの問題傾向を知ることができるので効果があるでしょう。またTOEIC語彙を散りばめて作られたプラチナセンテンスを読むことでTOEICの雰囲気に慣れることができます。

 

中級~上級者は新たに知ることは多くないかも知れませんが、文法知識があいまいな人は復習用に読んでもいいかも知れません。

 

教材の内容は実践できるか?

初級者向けなので実践(読んで理解する、章末チェックを解く)することは誰でも可能です。「カタマリで捉える」「飾りを取り除く」などの基本技術も、プラチナセンテンスを使って学ぶことができます。

 

メリット/デメリット

■デメリット

・本編(解説部分)と比べると、章末チェック問題では少し難易度が高いと思う箇所もある(たとえばChapter 6の章末チェック2で出てくる「同格を表すカンマ」など)。

・初心者を対象としているため、語法(人、物やthat節を目的語に取る動詞/取らない動詞など。TOEICで出題されると正答率は低めになる)に関連した解説、例題が少なめ。

 

■メリット

・TOEICで重要となる(設問に関わってくる)文法項目、語彙でできた文法書なのでTOEICスコアアップ目的の英語学習者にとっては、とても効率的に文法を学べる。

・通常の文法書とは異なり、TOEICに出題される単語で文法を学べるので効率が良い。特に「プラチナセンテンス」でTOEIC的な語彙、文調を吸収することができる。

・文法項目を横断するような問題(前置詞、接続詞、副詞から選ばせる問題など)が章末チェックでカバーされており、実戦的である。

 

「TOEICテスト 英文法 プラチナ講義」の総評

総合評価・・・評価A(優れている教材)

 

「TOEICの勉強をしはじめて、問題集を買ってきてはみたものの、解説に出てくる文法用語の意味がわからない…」

 

「中学校で文法をあまりまじめに勉強してこなかったので改めて勉強したいが、一般の文法書は分厚い上にTOEIC受験と関係なさそうな例文が多い気がする」

 

そんな人のためにわかりやすくまとめられた「TOEIC特化型文法解説書」が、本書「TOEICテスト 英文法 プラチナ講義」です。

 

TOEICスコアアップのためには数多く問題を解くトレーニングが絶対必要です。

 

しかし、そもそも文法理解が怪しい人は、名詞、動詞とは何か?形容詞、副詞、前置詞、接続詞とは何か?その運用ルールは?といった、文法の基本を学ぶ必要があります。

中級、上級をさらに狙っていくなら、文法用語についても最低限の理解は必要になるでしょう。

 

「英文法」というと極めて広範囲な分野になるので、一冊の本で網羅することが難しいのですが、実はTOEICという試験の性質上、すべての文法項目を満遍なく学習する必要はありません。

 

ロジカルな解説が困難な、冠詞や助動詞の選び方などはTOEICでは出題されません。誰が見ても明らかに正誤が判定できる構文上の問題か、文意が成り立つための語彙の問題に限定して出題されます。

 

ですので、それらのポイントを軸にして文法を学習したほうが、効率良くスコアアップにつなげられます。

 

本書はそのような目的に沿って書かれた文法解説書になっています。

TOEICの文法対策本の多くが演習形式を取っている中で、あえて解説メインの形をとっており、TOEIC頻出の文法事項を俯瞰的に学ぶのに向いています。

 

解説メインではありますが章末チェック問題で演習もでき、頻出語彙も学べるので、ひととおりの文法対策ができます。「プラチナセンテンス」音声のダウンロードもできるので、音読練習すればTOEIC的なセンテンスのリズムを頭に染み込ませることができるでしょう。

 

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