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「1駅1題 新TOEIC TEST 文法特急」(花田徹也さん)のレビュー

 


 

今回は、TOEICリーディング問題集「1駅1題 新TOEIC TEST 文法特急」をレビューします。TOEIC参考書の中でも最高レベルの評価を受けている有名な本です。

 

「Part5、6で正答率が上がらない」

「TOEICパート7でリーディング問題でいつも時間が足りなくなってしまう」

 

こんな悩みを持っていませんか?

 

もしそうなら、パート7で時間が足りないことと、パート5・6の正答率が上がらない問題の根は同じところにある可能性が高いです。

 

単語力が弱いからパート5・6が解けないし、パート7も速く読めないんだ

 

と考えて単語を覚えようとするのは間違いではありませんが、ちょっと考え直したほうがいいです。単語を覚えても、悩みの解決につながらないかもしれません。

 

まず、今回紹介する「1駅1題 TOEIC TEST 文法 特急」で、Part5、6の攻略法を学ぶほうが効果的である可能性が高いです。

 

なぜか?

このレビューを読むと明らかになります。

 

教材著者・花田徹也さんとは?

◆花田徹也(はなだ・てつや)さん略歴

神奈川県の桐蔭学園高校を卒業後、アメリカへ渡る。

university of southern california(USC:南カリフォルニア大学)卒業。

帰国後三菱商事にて4年間勤務したのち英語講師の道を選ぶ。

エッセンス・イングリッシュ・スクールにおいて受講生から5年以上にわたりNo.1講師の評価を受け続けた後、独立して新宿でTOEICテスト特化型スクール「花田塾」を運営している。

 

英語の本質に迫る講義、自然と頭に残る解説で多くの生徒が短期間でスコアアップを実現させている。

また、英語の音に関する造詣も深く、発音やリスニングの指導も得意とする。

TOEICテストを毎回受験しており、最新出題傾向の分析およびその対策・指導には一切手抜きをしない熱血漢。

新TOEICテストにおいて7回連続990点

 

教材の概要

 

1駅1題 新TOEIC TEST文法特急

新品価格
¥821から
(2018/6/2 19:40時点)

教材本体は、新書サイズ、271ページ。

mp3音声が無料ダウンロード可能。

※音声は補強トレーニング用です。なくても本書は学習はできます。

第1刷発行は2009年。

 

教材の詳細

ここから章ごとに詳細内容を見ていきます。

 

第0章 迅速かつ正確な攻略法

この章は、TOEICテスト PART 5&6を解くときのアプローチの仕方について学ぶ重要な章です。

 

文脈先行型(精読)アプローチ」と「構文先行型(速読)アプローチ」という方法について、それぞれ

 

  • どんなステップを踏むのか
  • どの程度の時間で解答できるのか(解答すべきなのか)

 

が解説されています。また、

 

  • Part 5&6の問題の分類(出題頻度順)
  • Part 5&6において極力やらないほうがいいこと、それをしてしまうことのリスク・弊害

 

についても解説されています。

 

第1章 絶対おさえるべき23題

この章以後は、基本的に例題→正答・解説という構成で進んでいきます。

本の右ページが例題になっているので、ページをめくる前に目標タイム内で正解を考え、ページをめくって正答と解説を読むという学習方法になります。

 

 

解説ページには問題の分類(品詞を問う問題か、構文を問う問題かetc)と攻略法(構文先行型 or 文脈先行型)も書かれているので、自分の着目点やアプローチが正しいか、チェックすることができます。

 

第1章では、TOEICテストにおいてほぼ毎回出題される最優先事項が紹介されています。

たとえば

 

  • 動詞の主語として機能する語の品詞は何か→名詞
  • 名詞をつなぐ機能を果たす語は何か→前置詞
  • 「both」とセットで用いるべき語は何か→「and」

 

というように、文の意味(文脈)ではなく、選択肢の品詞、時制、態(能動態/受動態)などを見て、構文上許容されるものを探す方法、すなわち

「構文先行型アプローチ」

を基本とするべし!という点が強調されています。

 

第2章 スピードを手に入れる19題

ここでは特にスピードを上げて解くべきタイプの問題が取り上げられています。具体的には次のような問題です。

 

  • 問題文の中のキーワードとセットで用いるべき語を選択肢から探す問題(【セットで用いる語】の例:「so~that とても~なので○○しなければならなかった」)
  • 可算名詞の前の冠詞の有無により正答を絞り込む問題
  • 主語と目的語が同一人物であるときの格を問う問題

 

この章でもやはり構文先行型アプローチが優先です。

特に、「空欄で目を止めて考えるよりも目を動かして読み進むことで、速く手がかりを見つけられる場合が多い」など細かい技術も解説されています。

 

第3章 苦手分野を克服する14題

この章では学習者の多くが苦手とする問題にフォーカスしています。

14の例題のうち13題が構文先行型です。つまり、意味・文脈で考えるより、構文を成立させられるかどうかを優先的に判断するということです。

 

  • 動名詞と通常の名詞のどちらが正解かを見極める問題(TOEIC頻出)
  • one year, ten percentのような数詞を飾る機能を持つ副詞とその使い方を問う問題
  • SV節(that+主語+動詞)を目的語として取れる動詞を問う問題

 

解説の中で、日本人が苦手とするポイントや、ネイティブが作るTOEIC問題の特徴なども解説しています。

 

第4章 意外な落とし穴を回避する20題

この章では、正解できているつもりでミスしがちな問題が紹介されています。もちろん解法は構文先行型アプローチです。

以下のような例題があげられています。

 

  • variation と varietyの使い方の区別を問う問題
  • 不特定多数の人々を表す関係代名詞を選ぶ問題
  • 比較と品詞両方を考慮して解く問題

 

この章までくると、構文先行型で考えると同時に語彙(表現)の知識も必要とされてきます。

たとえば every two weeks (2週間おきに)という表現を見慣れない人は、「everyの後は単数形ではないのか?」と考えてしまいがちです。そこにひっかからず解き進めるためにはeveryの正しい(深い)用い方を知っている必要があります。そのような点についても花田氏はしっかりと解説しています。

 

第5章 一気に駆け抜けるPart 6 12題

この章では、Part 6に出題される典型的パターンが取り上げられています。

 

  • 文脈から判断する問題
  • 時制から判断する問題
  • remind、offer、suggest等の語法を問う問題

 

Part6では文脈から判断せざるを得ない問題もありますが、時制から判断できるパターンが頻出なので、そこを攻める方法が解説されています。

 

また章末には、音読のススメという読み物もあります。継続的にスコアを伸ばすのに役立つ内容です。

 

第6章 ここで差がつく15題

ここからは上級編(900点目標)ということで、高得点を目指すための重要問題が挙げられています。(Part 5問題)

 

  • suspect、concern、provokeなど文脈型アプローチでは解きにくい選択肢が集められた問題
  • 品詞が同じで意味も似ている選択肢から選ぶ問題
  • 時制と態のコラボレーション問題

 

上級となるとますます単一の手がかり(品詞、時制など)だけでは解けなくなり、単語の語法をどれだけ明確に覚えられているかが重要になります。

 

ちなみに本書には、覚えておくと役に立つTOEIC頻出フレーズも随所に書かれています。

 

第7章 最高峰を目指す15題

この章はかなり難易度が高いです。

 

  • 動詞と名詞が同じ形の語で、文中にふさわしい形を問う問題
  • ネイティブの感覚で自然な英語になる表現を問う問題
  • 省略されているが、慣用的に正しいとされる(よく使われる)表現を問う問題

 

この章ではもう、基本的な文法知識だけでは解けません。体内にストックしているTOEIC的な語彙・表現の量で勝負が決まるというレベルです。

 

「1駅1台 新TOEIC TEST 文法特急」の評価

教材のコンセプトは?

構文先行型アプローチ文脈から考えようとするのは極力避けて、構文/文法的なアプローチで解く姿勢を定着させる」のがコンセプトです。これに尽きます。

※文脈視点で考えないと解けないものもあります。

 

スコアアップ効果が得られそう?

初心者~中級者の人にとってはスコアアップにつながるノウハウが書かれているので読む価値があります。少ないですが上級者向け問題も取り上げられているので、上級者も一度は読む価値があるでしょう。

 

教材の学習内容は誰でも実践できる?

考え方は分かりやすく書かれているので実践は可能です。

ただし本書の「構文先行型アプローチ」を実際に身につけるには、本書以外の模試問題集など、たくさんの問題を解いていく必要はあると思います。

 

本教材のメリット/デメリット、向いている人/いない人

■デメリット

・コンパクトにまとめられている分、単語の意味や発音など詳細は記載されていないため自分で調べる必要がある。

・無料音声ダウンロードが提供されているのに、「はじめに」に記載されていないので、気づかない人もいるかもしれない。

 

■メリット

文法問題の解き方の軸(構文先行型アプローチ)を自分の中に持つことができる

TOEICの頻出パターンと分類を知ることができる。

・文法知識のスキマを突いてくるような(単語や文法を単体で表面的に覚えているだけでは解けないような)例題も出されており、応用力もつけられる

 

■向いていない人

・TOEIC900点以上の人。上級者向け問題も掲載されているが分量が少ないので、他の教材を使うほうがいい。

・全くの英語初心者。例題+解説のスタイルなので、基礎的な文法知識がないと辛い。

 

■向いている人

・初級者で、文法問題(Part5、6)を意味やニュアンスから解くのが普通と考えている人。あるいはそもそも、解き方の見当もつかない人。

・TOEICテストで毎回、Part7を解く時間が確保できない人。

・目安としてスコアが400~800程度の人。

 

総評

「1駅1題 TOEIC TEST 文法特急」の総合評価…評価A+(非常に優れている教材)

 

本書は単なる問題集ではなく、パート5攻略の基本をしっかり学べる教材です。そういう意味では例題型の参考書といった方がいいでしょう。

 

冒頭第0章で、「文脈先行型アプローチ」と「構文先行型アプローチ」という攻略法が導入されます。そして本書では極力「構文先行型」すなわち文法的な視点に徹することを推奨します。

 

文の意味を考えて解こうとすると時間がかかるし、正答率が上がらないのです。

 

だから、意味・文脈から選択肢を選びたい誘惑を抑えて、とにかく構文先行型アプローチで問題に取り組め!というのがこの本のメッセージです。

 

TOEIC攻略には問題をたくさん解くことが不可欠ですが、正しいアプローチで問題を解くことが大切ですね。ここで正しいアプローチとは、速く確実に正答を選ぶことです。問題文の意味を全部理解する(和訳する)ことではありません。

 

そのために、問題文中の必要最小限のキーワードから正答を導く着目点がこの本の随所で示されています。

 

本の大半の部分は、初級から中級者向けの内容です。800点以上取れる人は、第5章まではあまり新たに学ぶことはないでしょう。

 

第6章、第7章は900点を狙う上級者向けで、その前までの章に比べて突然難しくなった印象です。特に第7章はかなり高度です。

 

この本で私が特に良いと思ったのは、語法を混ぜこぜにして覚えてしまいがちな単語について、文法的な視点で改めて解説してくれている点です。

「語法を混ぜこぜにしがちな単語」とは、たとえば以下です。

 

remind, offer, suggest, expect, request, assure, suspect, concern・・・

 

たとえばremindは、次のような使い方ができます。

 

remind 人 that S V

remind 人 of 名詞

remind 人 to do

 

これが、offerだと

 

offer モノ to 人

offer 人 モノ

 

はできますが、that節を取りません。

 

suggestは、

 

suggest doing

suggest that S V

 

の用い方ができ、さらにthat節中の動詞は原形になります(仮定法現在)。

 

他の語も、それぞれ

 

assure 人 of 名詞

assure 人 that S V

expect 人 to do

expect that S V

suspect that S V

concern 人 that S V

 

などの用い方ができます。

 

TOEICではこれらの単語から選ばせる問題が良く出るので、語法をあやふやに覚えているとスコアが伸びません。

単語を単体で意味だけ覚えたところでまったく使えない(文を組み立てられない)ということですね。これは英会話でもTOEICでも共通のようです。

 

この本の「構文先行型アプローチ」という考え方を身につければ、上記のような「単体であやふやに覚えているとミスしやすい/迷いやすい語」を、意味の違いではなく語法の違いに着目して覚えられるようになるでしょう。

 

語法の違いで正解が選べるようになれば、文全体の意味を考えることなく解答できるので、Part5、6を早く終わらせて、浮いた時間を強敵Part 7に回せるという好循環が起こります。

 

まだ文法問題に対して文脈やニュアンスで解こうとしがちな人は、本書をまずしっかりやりこみ、花田氏が提唱する「構文先行型アプローチ」の視点を身につけることをおすすめします。

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以上、「文法特急」のレビューでした。

 

 

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