究極のゼミ パート7

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TOEICテスト 究極のゼミ Part 7(ヒロ前田さん)のレビュー

 


 

こんにちは!

今回は、TOEIC Part7(読解問題)の教材「TOEICテスト 究極のゼミ Part 7」のレビューです。大ボリュームです。


本の帯に書かれている「問題文をできるだけ読んで解く!」の意図は何でしょうか?

 

「全部読んでたら時間がなくなっちゃうじゃないか」と思いますよね。

 

※最近は「必要な部分だけ読んで設問に答える」のは通用しなくなっている、というのが通説のようです。

 

全部読めるかどうかは読む速度が大きいですが、それ以外にどんな解法テクニックが紹介されているのでしょうか?(これだけ分厚い本に何が書かれているのか?)期待がふくらみますね。

 

それではいつもの著者紹介からレビューを書いていきます。

 

教材著者・ヒロ前田さんとは?

■ヒロ前田(ひろ まえだ)さん 略歴

 

TOEIC受験力UPトレーナー。TOEIC界の巨匠と呼ばれる。

アルクおよび全国の企業・大学等でスコアアップ指導を行うほか、教員を対象とした「成果の出るTOEICの教え方」のセミナーも実施する。

TOEIC受験歴20年以上。最低20点、最高990点獲得経験あり。

TOEIC全国制覇(全都市でのTOEIC受験)を目指して受験し続けている
徹底したリサーチを行うための受験スタイルなどから「アナリスト型TOEIC講師」とも呼ばれる。
項目別正答率を算出できる世界初の教材「TOEICテスト 究極の模試600問」を製作。

メルマガ「ダッシュで奪取」

http://hiromaeda.info/merumaga.html

 

教材の概要

 

【新形式問題対応】TOEIC L&R テスト 究極のゼミ Part 7

新品価格
¥2,376から
(2018/6/2 19:43時点)

※このレビュー記事はリニューアル前の本書について書いています。上のリンクはリニューアル版です。

 

■基本スペック

・TOEIC Part7(読解問題)の対策教材。

・2012年12月 初版発行。

・講師と受講生という登場人物間の対話形式で解説する「ゼミ」、例題/練習問題、ミニ模試という充実構成。

 

■教材本体(テキスト)
A5サイズ、339ページ。重く厚いです。ビッシリと活字がつまっています。

 

 

■別冊 ミニ模試問題冊子

ミニ模試2回分の問題部分が別冊になっており、実際に解くときに使いやすくなっています。

ミニ模試の解答・解説は教材本体テキストの巻末です。

 

 

■ダウンロード特典

  • 問題文音声がアルクのサイトからダウンロードできます。発音の確認や音読・シャドーイング練習に活用できます。
  • 「勘ボックス」付きマークシートもダウンロードできます。

 

■TOEICテスト 新形式問題 早わかりガイド

2016年からの新形式問題の変更点が書かれた小冊子がついていました。

 

教材に含まれるものは以上です。

ここから、学習内容を詳しく見ていきます。

 

学習内容の詳細

本書は、Part7の解き方を1から学べて模試まで用意されているオールインワンな教材です。

講師ヒロ先生、受講生マイ・ヤス・ダイという登場人物間の対話を傍聴する形で、Part7解法のゼミ(講義)が進行していきます。

 

構成としては、以下のようになっています。

 

(1)ゼミ:その回のテーマにしている問題パターンの特徴と攻略法を解説

(2)例題:短めの文書で、ゼミで学んだ解き方を試してみる

(3)トレーニング:ゼミによってはTOEIC形式問題でない「トレーニング」問題が用意されている

(4)練習問題:ほぼTOEIC形式の問題を解いて、解き方を身につける

(5)ミニ模試:ミニ模試2回分を解き、自分の弱点を診断し、重点強化ポイントを確認する

 

読解問題なので例題~ミニ模試まで含めると非常に多くの問題を解くことになります。

 

それでは章ごとに学習内容を見ていきます。

 

第1回ゼミ Part 7の取り組み方

第1回ではPart7問題に取り組む際の考え方概論が述べられています。すでにかなりテクニック的な要素が含まれた内容です。具体的には次のような項目が書かれています。

 

  • パート7に割り当てるべき時間と、そのためのパート5・6目標解答時間
  • 設問と選択肢のタイプについて
  • パート7の基本的な解き方(特に文書の読み方、設問タイプから解き方を選ぶ手順
  • パート7を解く順序について
  • 例題(1セット)
  • 練習問題(2セット)

例題や練習問題の解説に「ゼミ生中継」という対話型の講義が差し挟まれており、学習者の疑問点が解決するようにわかりやすく説明されている点がこの「究極のゼミ」シリーズの特長です。

 

第2回ゼミ 設問タイプ(1) ピンポイント型

本書では、「文書の種類別」ではなく「問題の種類別」に攻略法を学んでいきます。まず第2回ゼミでは「ピンポイント型」すなわち詳細情報を問うタイプの問題を扱います。以下のようなことが書かれています。

 

  • ピンポイント型問題の特徴
  • 設問と文書を、読む時の留意点
  • 例題(1セット)
  • 練習問題(2セット)

 

第3回ゼミ 設問タイプ(2) 文脈型

第3回は「文脈型」問題すなわち文書の目的や概要を問う問題を扱います。

 

  • 文書の目的・理由を見つけやすい場所
  • 正解選択肢の特徴
  • 正解を判断する際の留意点
  • 例題(1セット)
  • トレーニング(短い英文を使って「文脈型」の問題を解くトレーニング)
  • 練習問題(2セット)

 

第4回ゼミ 設問タイプ(3) 選択肢照合型

第4回は、「選択肢照合型」問題がテーマです。選択肢を文書と照合して合致判断するので解答に時間がかかります。

 

  • 選択肢照合型の設問の表現例
  • 選択肢照合型の2つのパターン
  • 文書・選択肢の読み方と解答の選び方のコツ
  • 例題(1セット)
  • トレーニング(短い英文を使って「選択肢照合型」の問題を解くトレーニング)
  • 練習問題(2セット)

 

第5回ゼミ 設問タイプ(4) ピンポイントのNOT型

第5回はTOEICの特徴とも言えるNOT型問題でピンポイント型の選択肢が与えられる問題について学びます。

 

  • 頭を混乱させずにピンポイントのNOT型問題を解くための基本方針
  • 文書と選択肢をチェックするときの推奨手順
  • ピンポイントのNOT型問題でマークミスをしやすい理由
  • 例題(1セット)
  • 練習問題(2セット)

 

第6回ゼミ 設問タイプ(5) 選択肢照合のNOT型

第6回では選択肢照合型のNOT問題を取り上げています。

 

  • 選択肢照合型のNOT問題で特に時間のかかるパターンとその解き方の基本
  • NOTのない通常の選択肢照合型問題と比べたときの、解き方の違い
  • 例題(1セット)
  • 練習問題(2セット)

 

NOT型問題はとにかく正解を割り出すのに時間がかかるので、「ゼミ生中継」の中でも解き進め方についてフォローされています。

 

第7回ゼミ 設問タイプ(6) 同義語問題

第7回では、同義語を問う問題について学びます。同義語問題は比較的易しいことが多いのですが、いくつか留意すべき点があるためこの章で解説されています。

 

  • 同義語問題を解くとき、必ず実行すべきこと
  • 同義語問題で注意すべき「おとり選択肢」
  • 同義語問題を解くタイミングについて
  • 例題(1セット)
  • 練習問題(2セット)

 

第8回ゼミ 不正解の見抜き方

第8回では、不正解の選択肢を不正解と見抜く方法をテーマにしています。

 

  • 文の内容と選択肢で述べられていることが合致するかどうかを厳密に調べる方法
  • 不正解を正解として選んでしまう人の心理
  • 例題&トレー二ング 1セット
  • 練習問題 3セット

 

第9回ゼミ パラフレーズ

TOEICでは、「パラフレーズ」(または「言い換え」が頻繁に出現します。第9回ではPart 7におけるパラフレーズについて学びます。語と語、フレーズとフレーズ、文と文など色々なレベルで「言い換え」られている例をもとに、パラフレーズに気づくためのポイントが解説されています。

 

  • 例題
  • 練習問題

 

第10回ゼミ 設問タイプ(7) 情報分散型

第10回は、設問の手がかりとなる情報が、文書の中の複数箇所に分散している問題をテーマにします。

 

  • 情報分散型問題の2つの主要パターン
  • 欠けている情報を探す方法と留意点
  • 例題 1セット
  • トレーニング 1セット
  • 練習問題 2セット

 

第11回ゼミ 設問タイプ(8) 両文書参照型

第11回は、前回に続いて情報分散型問題ですが、今回は両文書参照型いわゆるダブルパッセージをテーマにします。まずダブルパッセージ問題そのものの特徴についての解説があり、その後解き方が説明されています。

 

  • 両文書参照型問題における設問と文書の読み方
  • 両文書参照型問題でやってはいけないこととその理由
  • 解答のヒントの探し方
  • 例題 1セット
  • トレーニング 2セット
  • 練習問題 2セット

 

第12回ゼミ 定型パターンの文書

最後のゼミとなる第12回では、話の流れが決まっている「求人広告・商品広告・クレームへの返事」をテーマにしています。

 

  • それぞれの文書におけるお決まりのストーリーと、設問のヒントを探すべき場所
  • 例題 2セット
  • 練習問題 3セット

 

ミニ模試1・2/弱点問題タイプ診断

ミニ模試は、TOEIC Part7形式の模擬問題(ミニ模試1、2とも13セット/48問)となっています。

各問題が解けたか、解けなかったかを集計表に記入し問題タイプ別正答数を求めることで、自分の弱点問題タイプを診断できます。弱点問題タイプ診断のパターンごとに学習アドバイスが書かれています。

 

以上が本書の学習内容になります。

 

「TOEICテスト 究極のゼミ Part 7」の評価

 

教材のコンセプトは?

TOEIC Part7において「スコアを最大化するための解き方」を身につけるのが狙いです。本書は、文書種類ごとではなく「設問タイプ」ごとに取り組み方が解説されているのが明確な特徴と言えるでしょう。また「究極のゼミ」シリーズの他の本と同じく、対話形式で解説することで受験者の疑問をわかりやすく解消していることも特徴です。

 

スコアアップが期待できるか?

本書では、文書を基本的に「全部読む」ことを推奨した上で、効率よく(行ったりきたりで時間を浪費したりせず)、正確に(問題にしかけられたおとりに引っかかったり、早とちりで不正解を選んでしまったりせず)解くためのポイントが多岐に渡って詳しく解説されているので、スコアアップはもちろん期待できます。

 

誰でも実践可能な教材内容か?

本書では多くの問題パターンが紹介されているので、問題パターンごとの攻略法を一度に習得しようとすると大変に見えますが、一つひとつの解法テクニックは誰でも実践可能なものです。繰り返し問題を解いて練習することで解法テクニックを覚えていくことは可能だと思います。読解スピードも必要ですが、やはり文書を丁寧に全部読んで問題を解くことを繰り返すことでスピードも身についていくでしょう。文書の読み上げ音声も用意されているので、それを活用してリスニングや音読をすれば、読解スピードを上げるのに良いトレーニングになると思います。

 

良いところ・残念なところ

■残念なところ

・本書はある程度の読解力・スピードがあることを前提として、効率よく正確に問題を解く方法にフォーカスした教材であり、読解スピードそのものを上げるためのトレーニングなどは紹介されていません。ただし本書には例題・練習問題・ミニ模試を合わせればかなりの問題数になり含まれる語彙数も相当なものになるので、出てきた単語・表現をしっかり吸収すれば読解スピードは自然に上がりそうだと思います。

・2016年新形式より導入される「トリプルパッセージ」問題は本書で扱っていません。

 

■良いところ

・問題パターンの種類分けとその攻め方が詳しく書かれているので、問題パターンごとの攻め方が分かるとともに、Part7全体に共通する「解き方の基本」のようなものがイメージできます。

・受験者が疑問を抱きがちなポイントを登場人物にしゃべらせ、講師「ヒロ先生」に説明してもらう、という対話形式になっているので分かりやすいです。

問題作成者の意図を読むテクニックも解説されているので、罠を避ける「勘」も身につくと思います。

・「ミニ模試」の解答解説には、問題ごとの難易度と、選択率(各選択肢を選んだ人の割合)が表示されているので、難しい問題(解けなくてもまあ仕方ない)なのか、やさしい問題(解けないとまずい)なのか分かり、自分の理解度が確認できます

 

向いている人・向いていない人

・文書を読まずに、あるいは「虫食い読み」して問題を解くような手抜きテクニックの解説書ではないので、そういうものを期待している人には本書は向いていません。

 

実際に必要なのは、速い精読だよ。

 

と本書に書かれています。

 

総評

「TOEICテスト 究極のゼミ Part 7」の総合評価・・・評価A+(特に優れている教材)

 

「TOEICのPart7は色々な種類の文書が出るので、今度受験するときもどんな問題が出てくるか不安。」

「文書と設問、選択肢を行ったりきたりしているうちに時間がどんどん過ぎていく。もっと無駄のない王道的な解き方があるんじゃないだろうか?」

 

そんな方にちょうど良い教材がこの「究極のゼミ Part7」です。

 

Part7はTOEICの中でも最難関とされるパートで、時間との熾烈な戦いを強いられます。Part5・6をいかにスムーズに解いたとしても、時間制限があることに変わりはありません。漫然と取り組むと、「情報分散型」問題に振り回されたりしてすぐ時間を浪費しがちです。「1問○○分で解く」という考え方ではなく、問題パターンごとに最も効率のいい解き方を選ぶことがスコアアップに直結します。

 

本書は、Part7の問題を、設問パターンで体系的に分類し、それぞれについて解き方を解説する手法をとっています。ですので文書の種類やシングル/ダブルパッセージによらず、「この設問パターンのときにはこう攻める」という能動的な解き方を学ぶことができます。

 

特に本書では、「なぜこのような解き方が必要なのか」という背景や根拠が、対話形式でわかりやすく解説されているのが大きなメリットです。

 

また、問題作成者の頭の中を推測しながら問題を見るというテクニカルな側面も解説されています。

「正解が見えていたのに、違う選択肢をマークしてしまった!

というミスを防ぐコツなど、スコアアップのために大切なポイントも解説されていて、極めて実戦的です。

 

本書でPart 7の「カラクリ」と言いますか、設問のパターンとアプローチ法を学んでおけば、効率的に解答力を上げて行くことができます。

 

Part7問題を集めた問題集もたくさんありますが、数をこなす段階に入る前に、この「究極のゼミ Part7」で学習することをおすすめします。

 

※本書は新形式対応のリニューアル版が出ています。購入するならリニューアル版をどうぞ。

 

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